中国海軍では退役軍人に非常招集(「月刊中国」155号より)

中国海軍総部の最新の通達で、2年以内に退役した海軍軍人は原所属基地に速やかに出頭せよとのこと。次々に「再入隊」の手続きがとられている。出頭期限は6月末日となっている。

海軍側の発表では、最近になって新型艦艇の進水が増加し、専門的な隊員の不足が発生したためとのことだが、事情通によれば全く別の理由がある。最近の南シナ海情勢の緊迫は、アメリカ・オーストラリア・日本が「反中共」の動きを強め始めている。 続きを読む

習近平の家族の調査は、温家宝の家族の調査~傳才徳への独占インタビュー~(「月刊中国」155号)

5月1日、『ボイス・オブ・アメリカ』の記者である方冰が、「万達帝国王健林:安易に結びつくビジネスと権貴の関係」というタイトルで『ニューヨーク・タイムズ』紙に掲載された記事の著者である倍才徳にインタビューした。 続きを読む

中共第5世代のスター将校~新任の南海艦隊司令官・沈金龍の評伝(「月刊中国155号より)

人工島による海上長城の建造

2014年12月、中央軍事委員会拡大会議で、習近平は腐敗撲滅の虎退治による人員の大規模な入れ替えを指示して50余名の大軍区副級の将校を抜擢したが、沈金龍もその1人だった。沈金龍は、それまでの南海艦隊副司令官から海軍総司令部副司令官へと栄転した蒋偉烈に代わって、その南海艦隊の正司令官に就任したのである。 続きを読む

中国による対米日開戦のボトムライン(「月刊中国」155号より)

范長龍、南京・広州軍区の2級戦備を発表

350万平方キロメートルあまりの南シナ海が絶え間なく波立っている。5月20日、アメリカの偵察機P8-Aが1機、中国が人工島を建設中の南シナ海の島唄や岩礁の上空を飛行し、それに対して中国海軍は8度にわたる警告をし、米中両国政府の非難合戦や行動はエスカレートしている。 続きを読む

反習近平のアメリカは元国家副主席を熱烈支持(「月刊中国」155号より)

習近平は4月のインドネシアで安倍首相と笑顔で握手した。習近平は変幻自在の笑顔演出で、日中は互恵主義でやって行こうというアピールをしていた。5月23日夜には、北京の人民大会堂で日本から3000人の訪中団を連れてきた自民党の二階俊博と握手して、日中友好を演出した。日本側は習近平の出席は難しいかもしれないと考えていただけに、サプライズ効果はあった。 続きを読む