香港民主化デモは習近平に軍事制圧される寸前だった(「月刊中国」157号より)

7月20日「博聞社独家」の報道に驚きのニュースが書かれている。香港セントラルを学生たちが占拠した「民主化要求・公平選挙要求」のデモに対して、習近平は解放軍6個師団を「軍事制圧」のために待機させていたことが判明したと言うことだ。1989年6月4日の天安門事件を妨彿とさせるニュースに世界中が驚いている。 続きを読む

株価大暴落で足元が揺らぐ習近平政権(「月刊中国」157号より)

予想外の株価大暴落が6月に発生

中国では6月に予想外の株価大暴落が発生し、「突然のブル相場」から一転、株価は瞬く間に雪崩を打って下落したが、それは市場操作の黒幕である政府にも隠し様のないものだった。

「民衆の財産を奪って国家を救っている」のではないかと疑われるこの振る舞いにより習近平チームは深手を負い、汚職撲滅政策で勝ち得た民衆の支持を大幅に失うと同時に、権力と責任をめぐる李克強との揉め事がこの株価大暴落によって醸成されて、双方の心は離れてしまっているし、またこの数か月の間には高輪事件をめぐる王岐山との仲違いもあり、習近平と王岐山との間にも亀裂が生じている。 続きを読む

経済は急速に発展、人権は悪化の一途-中国の矛盾した発展の趨勢-

近年、中国経済は急速に発展しており、中国は10年以内にアメリカに取って代わり、世界一の経済大国になると見ている人もいる。中国は現在すでに、世界最大の貿易国であり、世界最大の製造国であり、世界最大の外貨準備高保有国である。だが、人権およびそれに関する方面では、中国の情勢は引き続き悪化の一途をたどっている。 続きを読む

ポルノ取り締まりを強力に推進-「九門提督」の栄誉を担う王小洪-

平凡な転任に見えるが、実は栄転

2015年3月26日、北京市第14期人民代表大会常務委員会第18回会議において、表決の結果、「傳政華を北京市公安局局長の職務から解任し、王小洪を北京市副市長兼公安局局長に任命する」という人事任免事項が採択された。 続きを読む

腐敗と独裁の中共が瓦解しない理由-中共結党94周年に当たっての所感-(「月刊中国」156号より)

中国は、これまで一度たりとも「民心を得た者が天下を取る」ということがなされたことのない、悲しむべき国である。現在、中国の民間には、十分に中共に対抗できるような勢力はなく、また諸外国も、経済利益が絡んでいるため、中共に実質的な制裁を加えることはあり得ない。中共が、すでに何年も前から民心を失っているにもかかわらず瓦解していない理由はそこにある。 続きを読む

中国海軍では退役軍人に非常招集(「月刊中国」155号より)

中国海軍総部の最新の通達で、2年以内に退役した海軍軍人は原所属基地に速やかに出頭せよとのこと。次々に「再入隊」の手続きがとられている。出頭期限は6月末日となっている。

海軍側の発表では、最近になって新型艦艇の進水が増加し、専門的な隊員の不足が発生したためとのことだが、事情通によれば全く別の理由がある。最近の南シナ海情勢の緊迫は、アメリカ・オーストラリア・日本が「反中共」の動きを強め始めている。 続きを読む

習近平の家族の調査は、温家宝の家族の調査~傳才徳への独占インタビュー~(「月刊中国」155号)

5月1日、『ボイス・オブ・アメリカ』の記者である方冰が、「万達帝国王健林:安易に結びつくビジネスと権貴の関係」というタイトルで『ニューヨーク・タイムズ』紙に掲載された記事の著者である倍才徳にインタビューした。 続きを読む